秋の楽しい夜

 先日、関与先企業様の周年記念パーティーにお招きいただき、恐れ多くも参加させていただきました。あちこちに会話の花が咲いており、余興もあり、お酒も食事も美味しく、非常に明るく楽しい雰囲気の会に参加させていただいたわけですが、何と私のような若輩者が、祝辞を述べる機会を頂戴いたしました。人生で初めての祝辞です。笑

どんな場であれ人数であれ、即興だろうがなんだろうが、澱みなく良い話をする当方の会長と違い、私はあまりスピーチが得意ではありません。これまでの人生で、多くの方の前でマイクを握る機会が無かったわけではないのですが、とにかく緊張するのです。しかしながら、折角いただいた機会を汚さぬように、しっかりとお祝いの気持ちをお伝えできるようにと思いまして、内容を練り、何度も何度も練習して、当日はお話させていただきました。
(当日の日中も、自転車の後部席に座った息子から『何をずーっと、ぶつぶつ喋っているの?』と訝しがられるくらい、ひたすら練習しました。笑)
お陰様で、たどたどしい点はあったかと思いますが、自分の言葉でお祝いの気持ちが述べられたかな?と思います。

 その関与先企業様と当方は、40数年前に会長が事務所を創業した当時よりお付き合いいただいておりまして、ということは更に長く、事業を継続されているわけです。当日のパーティーでもうお一方、私の他に祝辞を述べられた方も仰っていましたが、創業から10年続く企業というのは1割に満たないほどで、言い換えれば9割の会社が10年以内に廃業等により無くなっています。そんな中、10年よりずっと長い期間事業を継続し、地域に貢献し続けているということは、月並みな言葉ながら本当に凄いと感じます。私たちも、こうした『先輩』企業様のように、長く関与先企業様のお役に立ち続けられるように頑張ろう!と強く思いました。

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 ちなみにパーティーの約1か月前に祝辞のお話をいただき、『どんなことをお話するのが良いかな…?』と私が考えていたところ、当方の会長がアドバイスをくれまして、

『例えば、5年続く企業の割合ってのはどうだ?5年で廃業する会社は多いだろうし、その何倍も継続しているんだからすごいことなわけで…』とのこと。笑

祝辞の後に、『今回ばかりは会長に頼らず、自分で考えて正解だったな~』と、しみじみ感じた、楽しい夜のひとときでした(笑)

岸本一輝