60年に一度
県道舞阪竜洋線を西に進み浜松南高校を過ぎると、右手に見える
赤と青の大きな2つのだるま。
合格祈願で行かれたことがある方もいるかもしれませんが、みなさんはこのお寺についてご存知ですか?
御堂の屋根の両脇に全高6メートルにおよぶ達磨が安置され、一般的に「虚空蔵様(こくぞうさま)」呼ばれ慕われている 蔵興寺(浜松市南区新橋町)には、虚空蔵菩薩像が祀られています。
この虚空蔵菩薩像は、今から1300年以上前、近くの米津浜の沖合いで漁師の綱によって引き揚げられ、この蔵興寺に安置され祀られるようになったと言われています。
虚空蔵菩薩は、この広い宇宙の中で知らぬことは何もないという知恵と福徳の功徳を施す菩薩で、受験生や商店主にとってはとてもありがたい菩薩です。そのため学問はもちろん、生活や商売の知恵を授かろうと多くの人に信仰されてきました。
今年は新型コロナウイルス感染防止のため中止になりましたが、毎年二月中旬には合格や福徳を願って達磨や木札をご祈祷してもらう人で賑わう大祭が開かれます。この大祭は100年以上続いており、例年JR浜松駅から臨時バスが出され、門前の道路は車両通行止めになるほど浜松市内はもちろん数万入の参詣人でにぎわうほど有名です。
虚空蔵菩薩蔵は秘仏とされ普段は見ることができませんが、今年は6月13日から20日までの間60年に一度の御開帳が行われます。
密接回避のため、残念ながら間近での一般参拝は当日御祈祷申込された方、御守り御札を購入された方が限定とされてますのであしからず…
アスカ総合事務所 村松