新茶の季節

「新茶の季節です」

お茶室に入り、床の間の前に座ると、掛け軸から吹いてくる風を感じる。
お茶席について、耳を澄ませば、小鳥のさえずり、雨の雫の落ちる音、枯葉の落ちる音。
なにもかも忘れさせてくれる静かな世界。
お湯の沸く音、お湯の匂い、お茶菓子、菓子器から季節を感じ、お茶をいただく。

「“日日是好日”お茶が教えてくれた15のしあわせ」 森下典子著 は、
お茶のお稽古を通して、想像力の世界の中で、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚、五感全部で、今という季節を感じさせてくれました。

そして、若いころ、お茶会でいただいた新茶の味を思いだしました。
産毛のようなものが浮いた、甘いお茶でした。
この産毛のようなものを「毛茸(もうじ)」といいます。
茶葉の裏側についている白い産毛「毛茸」は
冬の間ずっと養分を蓄えていた新芽にだけ生えるものです。
「毛茸」が浮いているお茶は一番茶で、柔らかい新芽を使った、
美しく品質の高いお茶の証拠なのです。

新茶の季節です。
今の時期しか味わえない新茶の香り、新茶の旨味、そして、毛茸との出会いを
楽しみたいと思います。
新茶の旨味を味わうために、70度程度のお湯で淹れるといいとのことです。

当事務所では、暑い時節柄一煎目は冷茶、二煎目は新茶をご用意いたしております。
旨味をどこまで引き出せるか不安ですが、是非、お立ち寄り下さい。

アスカ総合事務所 原田敦代

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