あおぞら

あおぞらの下“ああ春だな“と、感じた白木蓮の花は、春一番の風であっという間に散ってしまった。さらに、例年より早く桜の開花が宣言され季節は春本番となった。しかし、いつも歩いている小路の染井吉野のつぼみはまだ固い。3月の終わりの冷たい雨が影響しているのか、まだ眠りから目覚めていない。行政書士会の会長だったころから、かれこれ8年間毎月ブログを書いているが、同じ話を連続で語ったことはない。

しかし、2月3月と続けて同じ事柄を書かなければならない。それだけ、今回の新型コロナウィルスの問題は大きく、他のことを書いている気持ちにはならない。
毎日報道される話題は、新型コロナウィルスのことばかり。感染者数や死亡者数の増大のニュースに加え、マスクの転売やら日用品や食料品の買い占めの話ばかりである。

SNS等のデジタル情報の世界でも、批判やデマ、中傷が飛び交っている。感染者に対するバッシングやら、他国に対するヘイト発言。感染者が立ち寄った施設等に対する流言飛語。耳を覆いたくなるような話が多く、人間とはそういう生き物なのかと思ってしまう。

 確かに、今回のウィルス感染は、世界中で拡大しており終息の見通しは立たない。誰もが不安と恐怖を抱き、混沌のスパイラルに陥り、うがった見方をすれば他を攻撃することで多少なりともストレスを回避しているのかもしれない。

 しかしながら、他を攻撃したところで何が生まれるのか?それは更なる恐怖と憎悪の連鎖でしかなくなる。この国難とも言える大災害をひとり一人が真剣にとらえなければならないと思う。この新型ウィルスとの戦いは、まさに戦争である。人類の歴史を振り返ってみれば、細菌やウィルスとの戦いの連続であった。そのすべてを人類は乗り越えてきた。

また、我が国は第二次世界大戦により、国土は焼け野原となったにもかかわらず、世界の先進国に成長してきた。必ず今回の国難を乗り越えることができるはずである。何故なら、わが日本人は”勤勉“ ”真面目“ ”清潔“ “礼儀” “協調性“を合わせ持つ国民と言われている。この国民性こそがこの国難を乗り切る力となるのではないかと思う。

 最後に最近知人から聞いた話を紹介して、この稿を閉めることとする。
「ロンドンに赴任していた男性に帰国指示が出され、住んでいたマンションを引き払い、妻と2歳になる子供を連れて空港に着いた。そこで子供さんに発熱症状があり、搭乗を拒否をされた。止む無く引き払ったマンションに戻ったところ、大家さんが快く開けてくれた。しかし、家財はおろか食糧もない中で途方に暮れそうになったところ、近所の人たちが、様々な物資を届けてくれ、何とか生活をすることができた。イギリス人の他人を思いやるスピリットに感謝である。」

まさにノーブレスオーブリジェ。騎士の国である。世界中に人を助けるスピリットがある。日本人のスピリットは世界で認められている。今こそ日本人の気概を見せる時ではないだろうか!
この青空が世界中に広がっていくことを願って。
2020年4月1日

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