19+19=

 19歳で東京の大学に進学した私は、その後就職で愛知に住み、転勤で東京に住み、今の事務所に入ってからも市外に住み、と、長らく地元の浜松市には住んでいませんでした。この間住んだ市区町村は10か所、引っ越しは14回!

 そんな私ですがこの連休中に15回目の引っ越しを敢行し、19年ぶりに浜松市民になりました。19年ぶりということは自ずと私の歳がばれてしまうのですが、まぁ、ツヤツヤのティーンが疲れたアラフォーになって戻ってきた、ということです(笑) そんなわけで久しぶりに浜松市民になった私を早々に出迎えてくれた(と勝手に思っている)のが、浜松まつりです。

ちょうど連休中であったことから、引っ越し・片付け作業をしていると至る所からラッパの音が聞こえ、掛け声が聞こえ…。何だか気持ちがワクワク、そわそわしてしまい、片付け作業も遅々として進まず。しまいには自転車の後ろに息子を乗せて、近隣町内の練りを見に出かけてしまう有様でした。その代償か、連休中は毎日片付け作業に費やすことになったわけですが…(苦笑)

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 ところで、19年ぶりともなるとすっかり忘れていることもありまして、まず初めに思い出したのが「浜松風強すぎ」です(笑) あくまで私調べの体感調査ですが、とんでもない突風が毎日吹いている気がします。小さい人なら飛んで行ってしまうのではないかと思うくらい(笑) 駅近隣の屋外駐輪場で多くの自転車がなぎ倒されている光景は、浜松ならではの独特なものだと思います。笑 ただ、少し弱まればちょうど心地の良い風でもあり、五月晴れの中、浜松の過ごしやすい気候を思い出すことにもなりました。

 久しぶりに住んでみると、無くなってしまったものも有りますが、新たにできたものも有り、時間が経って改めて気付いたことも有り。しばらくは16回目の引っ越しが無いことを祈って(笑)、新たな気持ちで浜松市民を謳歌していこうと思います。

岸本一輝