2020年4月1日 / 最終更新日 : 2021年12月6日 岸本 一輝 理事長ブログ あおぞら あおぞらの下“ああ春だな“と、感じた白木蓮の花は、春一番の風であっという間に散ってしまった。さらに、例年より早く桜の開花が宣言され季節は春本番となった。しかし、いつも歩いている小路の染井吉野のつぼみはまだ固い。3月の終わ […]
2020年3月1日 / 最終更新日 : 2021年12月6日 岸本 一輝 理事長ブログ 不安はウィルスより早く蔓延する この風景はいつか見たような気がする。多くの人で賑わう街中にも、ホテルにも、電車の中にもひと気が少ない。こんな風景をいつ見たのだろう。記憶の糸を手繰り寄せ思い起こす。 一度目は、昭和天皇が崩御された年である。崩御された日 […]
2020年2月1日 / 最終更新日 : 2021年12月6日 岸本 一輝 理事長ブログ 福は内、鬼も内 上弦の月にはまだ至らないが、そうかと言って三日月と言うには少しふっくらした月が浮かんでいる。暖冬の2月であるが、夜はそれなりに冷える。家までの坂道の向こうに夜空が広がる。ブルっと身震いする寒さである。風の冷たさに思わず立 […]
2020年1月1日 / 最終更新日 : 2021年12月6日 岸本 一輝 理事長ブログ 東雲の空 冬至をとうに過ぎたのに、日の出が遅い。 勘違いをしていたことがあった。冬至は、一年でいちばん昼間が短い日。だから、冬至を過ぎれば夜明けが早くなると思っていた。いつの頃から、冬至よりも1週間ぐらい前のほうが陽の暮れが早いこ […]
2019年12月1日 / 最終更新日 : 2021年12月6日 岸本 一輝 理事長ブログ 哲学の道 今までの来し方、これからの人生。悔やまれること。望んだこと。知っていること。 知らないこと。結局何も知らない。 様々な鎧を纏って生きてきた。夜明けが遅くなっている。寒い朝、そんなことを考えながら歩いている。手がかじか […]
2019年11月1日 / 最終更新日 : 2021年12月6日 岸本 一輝 理事長ブログ Can you run? ブラインドから差し込む陽が、瞬く間に緋色に変わってくる。 パソコンを打つ手を止めて窓の外に眼をやる。刻々と西の空が表情を変えていく。あっという間に夜の帷が降りてくる。時計をみれば、まだこんな時間だ。確実に季節は移ろい、木 […]
2019年10月1日 / 最終更新日 : 2021年12月6日 岸本 一輝 理事長ブログ 観天望気 なぜか不意に、遠い過去の記憶が甦ることがある。子供の頃、友達と野原で野球をやっていた。急に空が、真っ黒い雲に覆われ土砂降りになった。大切なグローブが濡れないよう小脇に抱え近所の家の軒先に駆け込む。 「もう少しでチェンジだ […]
2019年9月1日 / 最終更新日 : 2021年12月6日 岸本 一輝 理事長ブログ KYOUEN あいかわらず暑い日が続いているが、夏の射るような日差しが少し遠慮し始めているようにも感じる。頬に絡みつく風もほんの少し乾いている。見上げてみれば、空も高くなっている。都心の夕空のキャンバスには幾筋もの飛行機雲が描かれてい […]
2019年8月1日 / 最終更新日 : 2021年12月6日 岸本 一輝 理事長ブログ 夏草や兵どもが 心の中まで水浸しになりそうなくらいの長い梅雨であった。洗濯物を天日に干すということを最善の美徳と考えている我が家では、この長雨が本当に恨めしいものであった。 しかし、やっと梅雨明けが宣言されたと思ったら、連日真夏日の酷 […]
2019年7月1日 / 最終更新日 : 2021年12月6日 岸本 一輝 理事長ブログ Society5.0 傘を閉じようと思うが、たためば濡れる雨が降っている。小糠雨である。所用のため駅までの道を急ぐ、アスファルトに落ちた雨が側溝に流れて行く。足元は濡れるものの、泥撥ねはない。何処の街に出掛けても、道は整備され、靴が泥にまみれ […]