総会の季節

明らかに太陽の軌道が高くなっている。5月の終わりには数日真夏日を記録した。しかし、この稿を書いている今日は湿度が低く爽やかな風が吹いている。こんな日が続いてくれると体も楽なものであるが、今年の夏もきっと暑いのであろう。それでも思う。あと何回暑い寒いの季節を越えることができるのか。 

若い頃は、まったく関心のなかった草花に眼が行く。これも齢を重ねてきたためか。紫陽花が咲いている。一度は台風による塩害で枯れてしまったように見えた紫陽花である。紫陽花の種類は多いが、この写真の紫陽花は大好きな花である。
通称「隅田の花火」という粋な名前のある紫陽花である。今年もまた咲いてくれた。有り難いことである。 この紫陽花をみると甦ってくることがある。

一昨年長くに亘り会長職を務めた静岡県行政書士会の会長職を退く定時総会の朝、子供たちが「お疲れ様でした」のメッセージとともに、送ってくれた紫陽花の鉢植えである。花が散った後は、庭に移植した。今年もたくさんの花が咲きそうである。
そう紫陽花の咲く季節は、総会の季節でもある。

企業の株主総会、各種組合の社員総会、社団・財団法人の社員総会、業界団体の総会等々。この季節は総会のオンパレードである。今まで多くの総会に出席してきた。主催者として、役員として、社員として、株主として出席してきた。数名の総会から、数百名の総会に到るまで、数多くの総会があった。

それらの総会の会議の様子は様々である。淡々と議事が進み質問もなく終わってしまうもの。多くの質問・意見が出て熱気を帯びるもの。質問を遮って議事を進行してしまう乱暴な総会もある。その総会を主催する団体・組織の性質上もあるかもしれないが、侃々諤々の総会が行われている組織は明るく、喧々囂々の会議になってしまっている総会は不毛のような気がする。

いずれにしても会議は「会って議して、議して決し、決して行う」という言葉があるように、メリハリの効いたものでなければならないと思う。

この6月の中旬には、2年間の準備期間を経て、満を持して設立される一般社団法人の設立総会がある。私どもの業務の一環として設立のお手伝いをさせていただいてきた。

この一般社団法人も会員の様々な意見を吸い上げ、業界団体の雄としての成長を期待するものである。人は必ず死を迎えるが、法人はやり方次第で長寿を保つことができる。
紫陽花の季節を迎えて思うことである。

令和元年6月1日

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